「いくつの街を越えて来ただろう」この言葉だけで、自分の後ろをスッと振り返れる気持ちになる。過去を顧みて、未来へと足を踏み出す。だがこの曲は歌い手にとって葛藤に満ちた曲でもあった。それを知ったとき、令和時代に頑張る人や育児を頑張る親にとっても夢を信じて頑張っていこうと思える最高の曲となる。
【公式】夢を信じて(徳永英明)(1990年)
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この曲が発表されたのが1990年ですから、2023年時点でもう30年以上経っている事になります。この曲を幼心に聴いていた私ももう立派な大人・・いや中年以上。私が育ってきた傍らにはいつもこの曲が寄り添っていてくれたと覚えています。
最初のメロディラインでスッと目を閉じて聴き入ってしまう。そしていったん後ろを振り返ってから思いを馳せて、それから前を見据えて踏み出していく・・。私はいつもそんな感じで聴いてしまっていました(笑)
この曲はアニメ版「ドラゴンクエスト」のエンディングテーマのタイアップについていた曲でもあります。
私もリアルに聴いていました。冒険とこの曲のテーマもマッチしており、ぜいたくな起用だなぁと思ってました。
何しろ私がまだ子供の頃、親父から「この曲はあの伝説の曲「壊れかけのRadio」を歌った徳永英明さんが歌ってたんだぞ!」という熱く語っていたのがいまだに脳裏に焼き付いていましたから。
ただし、この曲を歌っていた徳永英明さんは当時はすごい葛藤を持たれていたようです。徳永英明さんの曲は叙情的で比較的年齢層が高いファンが多かった印象です。当時のレーベルはファン拡大の一環で、このアニメの主題歌のオファーを受けた時に一つのチャンスとして無理に徳永英明さんを説得して楽曲作成に入ったようです。
ドラゴンクエストは国民的大ヒットをしたゲームであったので知名度は申し分ない。それをアニメ化するのですから各関係者の力の注ぎようは半端なかったようですが、この時代は、まだ「アニメ」に対する価値観はまだ低かった背景がありました。徳永さんが積み上げてきた「音楽性」に合わない事と自身の「こだわり」にも合致していなかったため、作詞作曲のモチベーションを維持するのが大変だったようです。
徳永英明さんと言えば、こだわりとストイックさを持ったシンガーという感じでしたので、このエピソードもうなづけます。周りの様々な思惑で「本人の歌いたい曲」と「実際に作る曲」は思うようにいかないという葛藤も多かったことと思います。
そのような歌い手の不自由さの背景があったことを知った上で、この曲を聴いてみると・・より一層深みをもって我々も令和時代でこの曲を楽しめるような気がします。
日々頑張る皆さんも理不尽な中で人生を歩んでいる。そして育児家事を頑張るパパママも色々な葛藤をもって日々頑張っている。やりたいことがあるけれど思うようにいかない・・。歌い手の裏側の心情と、我々の今の悩みも合致するところもあるのではないでしょうか?
その様々な想いが交錯するこの曲の中で、象徴的なこのフレーズが
今も思い悩む人々への最大のエールになっているのではないかと思います
夢を信じて 生きて行けばいいさと 君は叫んだだろう
明日へ走れ 破れた翼を 胸に抱きしめて
夢を信じて(徳永英明)
今となっては歴史に残るこの曲も、様々な葛藤があったのだなと思うと・・より味わいが増します。そしてより後世に繋げていきたいなという気持ちにさせてくれます。
この曲の反響はこちら
・徳永英明さんの透き通る歌声は変わらず心を浄化してくれます。 この曲も大好き 希望を与えてくれて、自分への応援歌としていつも聞かせて頂いてます。
・徳永さんの優しい声、曲のリズム感がとても優しくて、居心地が良くなるよね。
・落ち込んだ時に聞きたくなる曲です。徳永さんの声に癒され回復する。
・神曲だし、聞いてて疲れないし、何か良いんだよな~
・グッとくる泣けるメロディなのに爽やかで清涼感が半端ない。 本当に素敵なメロディ、素敵な歌声
・徳永さんが当時色々な理不尽や葛藤を抱えながら作ったこの曲が、令和時代になっても色々な葛藤と戦っている人々への応援歌としてマッチしているなぁと考えると、なんか味わい深い
・今の曲が悪い訳ではないが、昔の曲は今の曲以上に人々の心に残る。
・なぜだかわからないが定期的に聴きたくなる曲です
・落ち込んだ時にこの歌声を聴いていると、段々と勇気が湧いて私の心を落ち着かせてくれます。 骨身に沁みる1曲ですね。
・20代ですが生きるのが辛いたびこの歌を聞いています。今の現実に疲れても心の中にある夢を信じて走り出します。
・この頃にはもう戻れない。 だけど曲が記憶を当時に連れていってくれる。 名曲をありがとう。
・心躍るイントロ。夢を信じさせてくれる時間だったなあ…
・とっても好きな歌。 清々しい永遠に向かってる。
・アニメ主題歌ではダントツのメロディーライン、元気になれる歌詞も秀逸!
・理想主義者な感じがする徳永さんが、当時の子供達にも受け入れられるように作って頂いたアニメ・エンディング曲。聴いている間は本当に純粋でいられる…
https://www.youtube.com/watch?v=c2AcM9iaPEw&t=18s&ab_channel=HideakiTokunagaVEVO
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