【子供への慈愛の曲】瞳がほほえむから(今井美樹)

育児は大変で、そこに仕事や家事や様々な出来事が入ってくると子供に向き合うのも大変な時が来る。そんな時には思い出してほしい。この子が誕生した時の事を。この曲は子供が生まれた時のママの至高の喜びの原点を思い起こさせてくれる。せめて戦場のような家事育児に、ひと時の安らぎを・・。

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瞳がほほえむから(今井美樹)（1989年)

この曲が発表になったのは1989年。もう30年以上前になります。しかし、この曲は時が流れるほどに味わい深さを増していくような気がします。当時は日本テレビ系列の「水曜グランドロマン」の主題歌でもあった曲です。この曲を聴かれて、当時の状況を思い出す方もおられるのかもしれません。

もともとは今井美樹さんのベストアルバム「Ivory」に収録されており、こちらは子供のコーラスが入っていたようです。それをシングルカットして発売する予定でしたが、ドラマ仕様にするため、コーラス部分はカットされてしまっているようです。

この曲は

歌詞としては短いですが、その短い歌詞の中に非常に強い「情」を感じる事ができます。母親としての強さと優しさと決意に満ちた気持ちが伝わってきます。一つ一つのフレーズがかなり力強く、その力強さを今井美樹さんの優しい声が包んでくれているような・・そんな感じがします。

ねぇ　この世に生まれて最初の朝に何が見えたの

今　その輝きであなただけを見つめている

瞳がほほえむから：今井美樹

最初の「ねぇ・・」の歌いだしのやさしさがすでに赤ちゃんに語りかける母親のような優しさを感じますね。子供の瞳の輝きは、まさしくこの歌のタイトル「瞳」を連想させるものです。そして産声を上げた時に見える「世界の風景」をどう捉えているの・・？そう語りかける母親の慈愛に満ちたフレーズに感じます。すでに歌いだしのワンフレーズで今井美樹さんの世界観に引っ張り込まれてしまいそうになります。

子供が生まれた時の瞳には期待も不安もあるのかもしれません。ですが、その「不安」を解いてあげられるのがやはり母親なのだな・・と改めて痛感させられます。

ねえ　憶えてますか　めぐり逢いはいたずらだよね

でも　遠い痛みもいつか愛の強さになる

瞳がほほえむから：今井美樹

子供は本当に突然のめぐり逢いだと思います。だからこそ母親を巡る色々なドラマが展開されることになるのだろうと思います。目まぐるしく変わる環境。そして気持ちの移ろい。それは決して良い記憶だけではなかったかもしれません。ですが、辛いお産を通じて生まれ出てきた尊い命は、今までの葛藤をすべて丸め込み大きな愛として包んでくれる。そんな感じがします。だからこそ、母親と子供の関係は非常に強いのだろうなと思います。

感じて　あたりまえのありったけの心の声

さわって　くりかえす明日を乗り越えていくのね

瞳がほほえむから：今井美樹

このフレーズは本当に胸に刺さります。子供が誕生した瞬間を原点とするのならば、ここから積み重なっていく日常は決して楽なものばかりではない。でも、この「原点」があるからこそ明日を乗り切っていく「強さ」に変わっていく。

まさしく令和時代に頑張るママに対して絶大なメッセージソングなのではないかなと感じます。

日々当たり前のように繰り返す家事育児仕事・・。その辛さを乗り越えられるのは、まさしく子供が生まれた原点。あの時に子供のふたつの瞳に映ったものは・・。それはやっぱりママだったのかもしれませんね。

子供が産声を上げたあの時から、家族の大きな歩みは始まっている。

偉業を成し遂げたママと、希望に満ちて誕生した子供がいる。それを支えるパパでありたい。

この曲は、この令和時代を頑張るパパママ仕事育児応援ソングの聖歌でもあると勝手に考えています(笑)

公式版でアルバム版も出していただいているので共有させて頂きます。

【公式】ベストアルバムIvoryより

この曲の反響はこちらです。皆さんも癒されて心が浄化されているかのようなコメントです。

・何回聴いても癒される

・この人の歌はどれも、美しい曲　の一言に尽きる

・独特の世界観を持つこの頃の楽曲が好きという人は少なくないと思います

・スタイルがよく美人であるだけでなく、地の唄のうまさに、聴く度にいつも感動する

・人生の中で好きな曲の一つです。イントロから気持ちが安らぎ、大サビの詩で感激する。そしてエンドの転調と素晴らしい曲です。 よく電話の保留音に流れますが、気持ち穏やかになれます

・今井美樹さんは、本当に丁寧に歌いこなします。かなり癒されます。優しい気持ちの持ち主だなあ、とあらためて思いました。美声をありがとうございます

・「うれしい あなただけが 私だけを さがしていた」という、とても深いフレーズを書き上げた作詞の岩里祐穂さんは天才だと思います

・声の透明感に引き込まれます。優しくて綺麗な心の人だと感銘いたします

・この曲もこの時代も今井さんの声も最高だと思います。人によって違うと思いますが、私は 今の時代の曲に心が揺さぶられないのは確かです

・子供と向き合う時に疲れた時にこそ、原点回帰させてくれるような気がします

・令和の時代の疲れた母親に響く

・女性の美しさ、優しさ、そして強さが込められた素晴らしい歌

・産婦人科病棟の前を通った時に この曲が流れていて、その時、 赤ちゃんを出産したお母さんが 凄く嬉しくて、優しい目で赤ちゃんを 見つめていた場面がいまだに記憶に残っています

・このような漂いながらも流れてゆくメロディーの美しさは上田知華と彼女の真骨頂。日常生活の聴いていない時でさえ、知らぬ間に心の中で繰り返しリプレイされてくる。魂に染み込んでいるからであると思う

・最初の「ねぇ」って、あの声はなかなか出せないと思う

https://www.youtube.com/watch?v=6EJ4mGjIRQw&ab_channel=%E4%BB%8A%E4%BA%95%E7%BE%8E%E6%A8%B9