理不尽な時代の中、父は誇りのある生を生きることができたのか?それを父が残された娘に問うという斬新なメッセージソング。家族としての絆は死を越えて、永遠となる。寂しくなんてない、この絆は巡り巡って父と別の形で出会えるだろう。だから愛する人を探しなさい・・。非業の死を遂げた父が娘に対して残した辞世の歌。松本人志監督の映画「さや侍」のエンディングテーマ。斬新すぎ・・。
映画の「さや侍」は松本人志監督が指揮を執った作品で、2011年6月11日と12日の2日間だけで興行収益1億2000万、動員9万人以上となり初登場第8位となった記録を持っています。この映画のエンディングテーマで竹原ピストルが起用されていますが、虚無僧役として最後に登場し、自身でこの曲を歌っています。手紙の朗読からそのまま歌として移行する・・なんとも斬新な切り口です。
竹原ピストル氏の起用も松本人志氏が惚れ込んでオファーを出したという逸話があるくらいですから。
映画も賛否両論はありますが、賛否が分かれるという事は、それだけ考えさせられるテーマであるからかともいえます。実際に反響も大きく、さや侍の斬新で独創的な切り口に評価の声も集まっています。(2011年度の最低映画賞を受賞はしていますが・・)。既定の物差しでは測れないというところが名作なのかもしれません。
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